野桑の里スタッフブログ

高嶺福祉会の『野桑の里』の日々の活動の様子をご紹介しています。

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第二回えんの会

7月12日(日)に当施設で「第二回えんの会」を開催しました。
この会は、施設で看取らせていただいた入居者様をご家族と共に偲び、介護を通じて出会えた縁のなかで幸せや感動を共有する時間を持ちたいと思い開催しました。
今回は5年ぶり2回目の開催でしたので、来て下さるご家族に喜んでいただけるのかが本当に不安でした。
しかし、その不安に反して、ご家族と一緒に沢山の感動の涙を流すことが出来ました。
ご利用中には話されなかったご家族の関係や、看取りを通してご家族間で確かめることが出来た絆や、契約の関係が解かれてからの施設への思いなど。。。このえんの会でしか聞けないようなお話しをご家族から聞くことができたことは、とても有意義でしたし感動的でした。

別れ際に「身体に気をつけて頑張ってよ!」「本当に良い時間を過ごさせてもらいました、ありがとう」「また来るね!」などの言葉を沢山掛けていただき、準備の疲れや本番の緊張が一気に消えていきました。

契約の関係から開放され、真の「人と人」の関係になっても見えない糸で繋がっていることの温かさを、私はこの日初めて身に染みて感じることが出来たように思います。
この日来てくださったご家族の声援を決して忘れず、これからも頑張っていこうと思います。

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そらきゅんかふぇオープン

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 今日は七夕、、、生憎の雨模様。
 しか~し!!4階ユニットでメイドカフェ??(コスプレカフェかな・笑)がオープン。
 初めての試みですが、入居者様もデイの利用者様もいつもと違う風景に目をぱちくりされていました。
 
 次回はもっと楽しいカフェにしてお待ちしております♪

「理事長賞」とったぞぉ~♪

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 みどり福祉会主催並びに相生市後援の「ハートフルフェア」で出口様と村上様共作の「鯉のぼり」が理事長賞に輝きました!!!!
 初出品での快挙にお二人とも涙・涙、また涙。

 また、池内様の「刺繍」が入選!!!
 動きにくい手でひと針ひと針刺した大作です。

 3名様の受賞を祝しての祝賀パーティーを7月5日に開催しました。
 3名様と親しい入居者様にもご参加いただいて、とても和やかな時間でした。
 寺本様にお祝いの言葉をいただきましたが、寺本様も感極まって涙。
 それを見た3名様も涙。そして私も涙(笑)
 
 いろんな涙があるなかで、嬉し涙が流せることは幸せです。
 たくさん「嬉し涙」や「感動の涙」が流せる施設でありたいです。

 

いざ、姫路城へ!!

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先日7月3日に自治会の役員3名様が、入居者様ツアーの候補地である姫路城に下見に行ってきてくださいました。前日まで天気予報は雨でしたが、3名様の執念??・・・じゃなくパワーに雨雲が吹き飛ばされて快晴でした。

 「これで見納めやな~~」

 いえいえ、天気をも変えてしまうパワーはまだまだ健在とみましたよ♪

野桑の里農園

194192189188 今年も「野桑の里農園」健在です!!

6月6日にひまわりの種まき&コスモスの苗の植え付けを行いました。

夏野菜達も利用者様や職員の気持ちを一身に受け?、グングン成長しています。

夏が来るぞ!!って感じです(笑)

スペシャル・デイ

昨日、ある入居者様のお誕生会が催されました。
その方はもうずっと前から、自分の誕生会をシミュレーションしておられましたが、どんどん大規模になってきたため、周りの職員がセーブするよう声を掛けました。
その場は納得された様子だったようですが、、、でもそれってどうなの??
当日の誕生会に当てられる時間帯のスケジュールは全部調整して、ご本人のシミュレーションには少し届かなかったとは思いますが、みんなでお祝いに駆けつけました。
ご本人は30分程度の誕生会でしたが、みんなの前で喜びと感謝の言葉を述べられ、自分のこれまでの人生をまとめて貰ったDVDを流し、その間ずっとうれし涙を流しておられました。
80歳を越えてうれし涙を流すことができるなんて、素敵だしうらやましいことです。
自分達のちょっとした気持ちの余裕でこういう場面が生み出されることを、最近の忙しさで私自身が忘れていたと気付かされました。
みんな平等にある、年に一度のスペシャル・デイ。
この世に生を受けた記念日です。
看取りケアを主軸に介護を行う私たちは、平等にある「死」ばかりに着目するのではなく、平等にある「生」にもっともっと着目する必要があるのです。
そういった「当たり前のこと」を大切にしていきたいと思います。

教え

今年度、入居者様の自治会を発足させました。入居者様の代表として3名の方がご協力してくださることになりました。
5月に第1回の集まりがあり、入居者様から「スタッフの配置換えを定期的にして欲しい」というご意見が出ました。
その理由は、「慣れて来ると、対応が雑になってくるから!」とのこと。
一挙に汗が噴出しました。。。「すみません!申し訳ありません!!」の言葉しか頭に浮かびません。
ユニットケアの意義が全く職員に伝わっていないことに大反省でした。
「コールを鳴らしてから待つのは仕方が無いけど、『待ってください』の言い方がキツイ。傷つく。」というお声もありました。
いろんなテキストに載っている「言葉は丁寧に」「対応は優しく」の文言より、断然心に響き、突き刺さります。

ある女性入居者様は、ずっと以前から年配の男性を嫌う傾向がありました。
「好き嫌いの激しい人」と思っていましたが、昨日担当のスタッフに男性嫌いの理由を初めて打ち明けてくださいました。
人の人生にはいろんな出来事があり、そういった傷と付き合いながら生活しておられること。
勝手な判断で、相手の人間像を作り上げてしまいがちな自分達の至らなさを思い知らされました。

ある食事介助の場面。なかなか食事を食べてくださらない入居者様になんとか食べていただこうと少し強引?にお勧めしていると、隣に座っておられた要介護5の入居者様が、その職員の手を思いっきりつねったそうです。
その時にその職員は「自分が今やっていることは、入居者様にとって嫌なことなんだ」と思い、それ以来介助の仕方が変わりました。

私たちは決して、入居者様に辛い、悲しい思いをさせるために仕事をしているわけではありません。
だからこそ見えなくなっている部分が沢山あります。
その見えなくなっている部分を、日々入居者様から教えられ、姿勢を正すことが出来ていることに、本当に感謝するばかりです。
また、そういった入居者様の教えに耳を傾けたり、無言の教えに何かを感じ取ったりできる職員を、私は誇りに思っています。

影響力

昨日、友人との待ち合わせに遅れそうだったので、「到着が遅くなりそう。。。」とメールを送ると「遅い!!」と返事が返ってきました。焦って「色々用事があって・・・」と言い訳メールを送っても返事がありません。怒っているんだな~と思いながら、到着までの約1時間、何となく憂鬱な気持ちでした。でも、友人は待ち合わせ場所に笑顔で立っていて、ようやくホッとしたのですが。。。
私は心の中にあったモヤモヤを友人に打ち明けました。「メールの返事が無かったからてっきり怒っているんだと思って、着くまでの1時間すごく憂鬱だった。一言「いいよ~」って返事くれたらウキウキの1時間になっていたのに!!私の1時間を返して欲しいわ~。」
俗に言う「逆切れ」です(笑)

人間は相手の感情にすごく影響されて生きているんだな~と思います。
相手の機嫌がよければ安心で幸せだし、相手の機嫌が悪ければ不安で気分がすぐれない。
入居者様と職員の関係にも通じるなと思います。
誰かの助けを借りて生活をされている入居者様からすると、職員のご機嫌の良し悪しは、
今日の自分の生活の良し悪しに直結します。
特別な幸せは提供できなくても、せめて笑顔で「ウェルカム!!」な感情を入居者様に提供できれば
少なくとも「今日も職員の手を借りることができる」安心感は提供できるはずです。
自分達の職に対する責任感を持ち、そのなかで相手に与える影響力の大きさを理解して、
せめて「当たり前の安心感」だけは欠かすことの無い施設でありたいと思います。

人の想い

「相手の想いに寄り添う」というフレーズは、介護の世界で頻繁に飛び交っています。
実際、野桑の里のなかでもよく使うフレーズです。
でも、自分達は本当に出来ているのだろうか・・・逃げてはいないか・・・。

学生のとき、苦手な教科の宿題は夏休みの終わりに必ず残っていたし、
就職してからも、苦手な事務作業はギリギリまで手がつかないし、
家庭のなかでも、苦手なことは主人に押し付けてきた・笑
その「苦手」なことが、未経験という条件がプラスされると尚、遠ざかってしまう。。。
これらは最終的に自分にしっぺ返しがきて、そのしっぺ返しを受けながら反省すればいいけれど、 介護の仕事をするうえでは、それだけでは済まされないことがあります。

高齢になり、自分のお迎えの時期を意識し始めたときに、頭に思い浮かべることや心に去来するものは人それぞれ違うのだなと、この仕事をして実感します。

相手の想いが、自分には抱えきれない重さだったとき、自分の経験値でははかりきれないとき、躊躇せず自分の手を差し出したり、「一緒に抱えて欲しい」と仲間に助けを求めたり出来ているのだろうか。
それをせずに目を逸らして、相手を孤独にしてしまったことはないだろうか。

「相手の想いに寄り添う」
その言葉の重みを知らされる毎日のなかで、こういうことを考えながら仕事ができることは、 苦しい時もあるけれど、本当に幸せなことだな~と思います。