野桑の里スタッフブログ

高嶺福祉会の『野桑の里』の日々の活動の様子をご紹介しています。

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野桑の里農園

194192189188 今年も「野桑の里農園」健在です!!

6月6日にひまわりの種まき&コスモスの苗の植え付けを行いました。

夏野菜達も利用者様や職員の気持ちを一身に受け?、グングン成長しています。

夏が来るぞ!!って感じです(笑)

スペシャル・デイ

昨日、ある入居者様のお誕生会が催されました。
その方はもうずっと前から、自分の誕生会をシミュレーションしておられましたが、どんどん大規模になってきたため、周りの職員がセーブするよう声を掛けました。
その場は納得された様子だったようですが、、、でもそれってどうなの??
当日の誕生会に当てられる時間帯のスケジュールは全部調整して、ご本人のシミュレーションには少し届かなかったとは思いますが、みんなでお祝いに駆けつけました。
ご本人は30分程度の誕生会でしたが、みんなの前で喜びと感謝の言葉を述べられ、自分のこれまでの人生をまとめて貰ったDVDを流し、その間ずっとうれし涙を流しておられました。
80歳を越えてうれし涙を流すことができるなんて、素敵だしうらやましいことです。
自分達のちょっとした気持ちの余裕でこういう場面が生み出されることを、最近の忙しさで私自身が忘れていたと気付かされました。
みんな平等にある、年に一度のスペシャル・デイ。
この世に生を受けた記念日です。
看取りケアを主軸に介護を行う私たちは、平等にある「死」ばかりに着目するのではなく、平等にある「生」にもっともっと着目する必要があるのです。
そういった「当たり前のこと」を大切にしていきたいと思います。

教え

今年度、入居者様の自治会を発足させました。入居者様の代表として3名の方がご協力してくださることになりました。
5月に第1回の集まりがあり、入居者様から「スタッフの配置換えを定期的にして欲しい」というご意見が出ました。
その理由は、「慣れて来ると、対応が雑になってくるから!」とのこと。
一挙に汗が噴出しました。。。「すみません!申し訳ありません!!」の言葉しか頭に浮かびません。
ユニットケアの意義が全く職員に伝わっていないことに大反省でした。
「コールを鳴らしてから待つのは仕方が無いけど、『待ってください』の言い方がキツイ。傷つく。」というお声もありました。
いろんなテキストに載っている「言葉は丁寧に」「対応は優しく」の文言より、断然心に響き、突き刺さります。

ある女性入居者様は、ずっと以前から年配の男性を嫌う傾向がありました。
「好き嫌いの激しい人」と思っていましたが、昨日担当のスタッフに男性嫌いの理由を初めて打ち明けてくださいました。
人の人生にはいろんな出来事があり、そういった傷と付き合いながら生活しておられること。
勝手な判断で、相手の人間像を作り上げてしまいがちな自分達の至らなさを思い知らされました。

ある食事介助の場面。なかなか食事を食べてくださらない入居者様になんとか食べていただこうと少し強引?にお勧めしていると、隣に座っておられた要介護5の入居者様が、その職員の手を思いっきりつねったそうです。
その時にその職員は「自分が今やっていることは、入居者様にとって嫌なことなんだ」と思い、それ以来介助の仕方が変わりました。

私たちは決して、入居者様に辛い、悲しい思いをさせるために仕事をしているわけではありません。
だからこそ見えなくなっている部分が沢山あります。
その見えなくなっている部分を、日々入居者様から教えられ、姿勢を正すことが出来ていることに、本当に感謝するばかりです。
また、そういった入居者様の教えに耳を傾けたり、無言の教えに何かを感じ取ったりできる職員を、私は誇りに思っています。